自力で法人の決算申告まで完結させたい人に♪『法人税申告お助けくん』
合同会社ニコラソフトが提供している小規模法人向けの法人税申告書作成ソフト『法人税申告お助けくん』。
楽々法人税や全力法人税等のソフトと似たようなコンセプトの製品ですが、法人税申告お助けくんは他社製品と比べても頭一つ抜けたリーズナブルな料金設定が特徴です。
法人税申告お助けくんを利用する際はライセンスを購入する形になるのですが、そのライセンスの価格は8,500円(税込)で有効期限は1年6ヶ月間。
申告期限の少し前に利用したとすると、1度購入すれば2年分の申告で利用可能ということになりますね。そうなると1年当たりの利用料金は4,250円となり、これはかなりリーズナブルな料金設定と言えるでしょう。
法人税申告お助けくんを利用可能な法人の条件として『資本金1億円以下』『事業箇所は1箇所のみ』『役員10人以下』『減価償却資産は平成19年4月以降に取得』『事業年度は月初開始、月末終了』が挙げられています。
法人税申告お助けくんの特徴
- 自力で法人税申告書が作成可能
- 会計ソフトの縛りナシ(基本的には決算書の数値を手入力で転記)
- 同運営のニコラ会計を利用していれば半自動的な入力が可能
- CSVファイルのインポート機能(弥生インポート形式ファイル)
- 数百社の導入実績あり
- 消費税申告書に対応
- 新元号『令和』、消費税10%に対応
利用料金は?
- ライセンスキー:8,500円(税込)/1年6ヶ月間
- 無料体験版あり
サポートについて
- メール及び公式HPの問い合わせフォームによるサポート完備
- 操作マニュアル完備(PDF)
実際に法人税申告お助けくんをダウンロード(ver2.0.29.0)して触ってみました。
ソフトを立ち上げてファイルを新規作成すると↓の画面が表示されます。
まずは会社名や住所等の基本的な情報を入力していきます。
次に当期の損益額等を入力します。
入力フォームの右側に補足説明が表示される機能は親切ですね。
基本的には別途会計ソフトで出力した決算書から手作業での転記入力になりますが、同運営のニコラ会計を利用していればインポート機能が使えるので半自動での入力が可能。
また、他社会計ソフトの仕訳データを法人税申告書お助けくんでインポート可能な形式してくれる連携ツールが無料提供されているので、それを利用すれば手入力する必要なく、仕訳データを自動で読み込ませることも可能とのこと。
実際の法人税申告書の書類画像ベースで取り込んだデータを確認できます。
出力したい書類は個別に選択可能。印刷プレビューも見れます。
PDFで26ページの操作マニュアル完備。操作手順が説明されているYouTube動画もUPされています。
e-Taxによる申告にも対応しており専用マニュアル完備されています。
今回は実際にインポート作業まではしていませんが、管理画面はシンプルで見やすく、マニュアルも丁寧なので作業行程もわかりやすいでしょう。
管理人は弥生会計と楽々法人税の組み合わせで数期ほど自力で法人の決算申告をした経験がありますが、難易度的にはそれほど変わらないような印象を受けました。
法人税申告書お助けくんの魅力はなんといっても年間4,250円(税込)というリーズナブルな料金設定。
会計ソフトの縛りがないのも良いですね。ライセンスキーはSTORE.jpかPayPal経由で購入可能。
同運営のニコラ会計と同様に無料体験版でもすべての機能が利用可能です。(印刷には制限あり)
法人税申告お助けくんは管理人の知る限りではありますが、法人税申告書作成ソフトでは最安。
可能な限りコストを抑えた自力での法人決算申告を実現したい方は利用を検討してみてはいかがでしょう。