個人事業主や新人経理担当者にオススメ☆『知りたいことがパッとわかる 勘定科目と仕訳が見つかる本』


【※2020年8月25日更新】

ソーテック社から発行されている勘定科目と仕訳の辞書的な本『知りたいことがパッとわかる 勘定科目と仕訳が見つかる本』。

経理処理をしているとまず間違いなく『この取引の仕訳はどうやるのだろう・・・』といった状況に直面します。

仕訳のやり方がわからなくてもGoogleで検索すれば正直たいていの場合は解決するのですが、紙の辞書的な本が手元に1冊あると作業効率がUPするでしょう。

今回『知りたいことがパッとわかる 勘定科目と仕訳が見つかる本』を購入し、一通り中身を確認してみましたが勘定科目と仕訳の辞書的な本として活躍してくれると感じました。

この本の特徴としては、

●実務に即した複数の仕訳パターンが掲載
●摘要のキーワードから索引で検索可能
●解説がわかりやすい
●個人事業主にも法人にも対応
●最低限の簿記知識は必要

といった感じ。構成は、

第1章:よく使う仕訳の処理方法と注意点
第2章:勘定科目
索引

の3章構成となっています。

第1章では『事業用のクレジットカードでプライベートな買い物をした』『プライベート用のクレジットカードで事業用の買い物をした』『事業用資金から個人の生活費を払った』等のよくやってしまいがちな若干イレギュラーな取引の仕訳例が掲載されています。

個人的にもこういう事例で仕訳のやり方を検索した記憶があるので、実践的な内容だと思います。

他にも『分割払いをした時の手数料』『ポイントを使った買い物』『30万円以下の購入品の減価償却』等、経理処理時につまずきやすいケースの仕訳例が掲載。

具体的な事例や注意点と共に解説が付いているのでわかりやすいですし、個人事業主と法人とで仕訳方法が違うケースも解説されています。

第2章は勘定科目の辞書的な内容。

『日常よく使う科目』『発生したら使う科目』『決算時に使う科目』にカテゴリ分けされており、全部で107つの勘定科目が掲載されています。

例えば地代家賃の勘定科目をみてみると、単純な家賃の支払い時の仕訳だけではなく、

●敷金や仲介手数料、保証金が発生する場合
●自宅件事務所の家賃が事業用口座から引き落とされた場合(事業割合30%)
●賃貸解約時に家賃の未経過分、敷金、原状回復費用が発生する場合
●家賃を前払いした場合
●賃貸マンションで習い事教室を開催していて家賃を配偶者が払っている場合(事業割合20%)

等、複数の事例での仕訳パターンが掲載されているので、様々なケースに対応できそうです。

巻末には約20ページに渡って、みっちりとキーワードが詰め込まれた索引が付いています。

例えばスキャナを購入して、この勘定科目はなんだろう・・・となった時にこの索引で引いてみると『スキャナ(少額)…65』が見つかります。

65ページを見てみると『消耗品』の勘定科目が解説されているので、それを見ながら作業を進めることができる点が便利ですね。

それぞれの勘定科目の項目に摘要によく使われるようなキーワードを羅列することで、この索引からの検索を実現しています。

全体的に解説はわかりやすいのですが、借方貸方等の基礎的な簿記の解説などはされていないので、最低限の簿記の知識は必要と言えるでしょう。

『知りたいことがパッとわかる 勘定科目と仕訳が見つかる本』には単行本版とKindle版とがありますが、個人的には紙の単行本版がオススメですね。

辞書的な役割の本の場合、索引から引く際は紙の書籍の方が電子書籍よりもスムーズに必要な情報にたどり着けると思います。PCで会計ソフトを使いながらの作業との相性も良いかと。

Amazonでの価格は単行本版が1,760円(税込)、Kindle版が1,672円(税込)。

私は2020年8月16日にAmazonで単行本版を注文したのですが、2018年10月15日に発行された第17刷版が届きましたので参考までに。

>>Amazonの販売ページへ

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