個人事業主の青色申告は自力で出来ます☆手順と管理人が使っていたオススメのソフトも紹介。
●開業~青色申告の申請をする
当サイト管理人である私は現在は法人成りをして株式会社を経営していますが、その前に個人事業主として3年間活動していました。
WEBサイト運営や集客周りの仕事だったんですが、毎年の悩みは確定申告。
経理周りの知識としては簿記3級とフリーランスのための青色会計的なノウハウ本を読んだ程度。
当時は違いを理解できていませんでしたが、白色申告と青色申告なるものが存在していることは知っていました。
んでノウハウ本を見てみると「青色申告の方が税金的に絶対お得!!」と書いてあったので、青色申告でやってみることに。
一応大学は商学系で簿記3級を持っていたので「まぁなんとかなるかな?」といった感じでした。
お金の動きも普通の商売に比べたら少ないので、「一人でも出来るだろう」って思いもありましたね。
個人事業主の人のなかには税理士の人に経理は丸投げ!って人も多いかもしれませんが私の場合はそもそも稼ぎが少なかったので税理士に頼むという発想は元々ありませんでした。。
青色申告をしたい場合は予め税務署に青色申告の届けを堤出しなければいけません。
私の場合はたしか個人事業の開業届けと一緒に出しましたね。
堤出用紙は税務署に行けばもらえるので、それをもらってボールペンの置いてあるカウンターで記入していきましょう。
わからない点があれば税務署の職員さんに聞けばOK。
税務署ってのはなんとなく怖いイメージがあるかもしれませんが、職員さんはこちらが恐縮するくらい丁寧に対応してくれる人が多いですよ。
私のように税理士さんに頼まないと税務署職員さんに色々と疑問点を聞く機会が多かったです。
簡単な質問であればその場でほとんど対応してくれますし、予め質問の予約を入れておくなんてことも多くの税務署で可能だと思います。
青色申告の申請書類を期限内に提出しないと自動的に白色申告扱いになってしまい65万円の控除やその他もろもろの優遇措置を受けられなくなってしまうので、くれぐれも申請書類の出し忘れには注意しましょう。
●複式簿記での記帳
確定申告を青色申告にて行うには日々の取引を複式簿記形式で記録しなければいけません。
複式簿記ってのは取引内容を借り方と貸方に分けて記帳する方法のこと。
言葉で説明するとわかりづらいですが、↓のような感じです。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
消耗品 | 5,000 | 現金 | 5,000 |
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
---|---|---|---|
給料 | 300,000 | 普通口座 | 300,000 |
簿記3級の資格を持っていたので上記のような仕訳は授業でやったことはありましたが、数年前のことですしほとんど記憶から抜け落ちていましたね(笑)
本を見ながらやるうちになんとか思い出してなんとか日々の取引を仕訳することは出来ました。
性格がひじょーに不精なので毎日帳簿につけるなんてことは正直やっていません(汗)
3ヶ月や半年にいっぺんまとめて記帳するというスタイルでしたね。
まぁ褒められたもんじゃないのはわかっていますが、私みたいに一人仕事で一人で経理までやっている人はみんなこんな感じなんじゃないかな?(笑)
私は自営業仲間が少ないのでよく事情はわかんないんですが、正直独立した直後なんて日々の生活費を稼ぐのに精一杯。
完全に現代社会でサバイバルしている感覚ですからね。
まずは明日の飯を食ってくためのお金を稼がなければいけないんですよ。
経理なんてものはいくら頑張っても売上が増えるわけじゃない、手元にお金が入ってくる訳じゃありません。
当時はそんな感じの認識でしたので、どうしても経理作業は後まわしになっていましたねぇ。
でも半年分でも2日くらい集中してやれば終わるくらいの作業量だったので、正直それほど負担になるということはなかったです。
経理に対するアレルギーというか精神的なストレスは結構ありましたけど・・・。
ちなみに使っていた会計ソフトは弥生の青色申告です。
青色申告のソフトは無料有料含めまでいっぱいありますけど、一番知名度が高くて家電量販店とかでもよく目にするので弥生の青色申告を選びました。
値段は最安値のショップだったら1万円前後の金額で買えるので、それほど高くないですし。
毎年新しいバージョンを購入しなければいけないと思っている人もいるかもしれませんが、実はその必要はありません。。
毎年更新すると税務署に堤出する確定申告書まで印刷出来るのはメリットですけど、確定申告書だけ別に作って印刷すれば翌年も同じバージョンで使い続けることが可能です☆
私の場合は決算書は弥生の青色申告で作って、確定申告書は国税局HPの確定申告書作成コーナーで作って印刷してしまいました。
確かにちょっと面倒臭いのは否定しないので、弥生の青色申告のソフト一本だけで全て終わらせたい!って人は毎年最新バージョンを利用する選択もありかと思います。
ま、この辺はその時の懐具合にもよるでしょうが。
当時はインストール型ソフトの選択しかありませんでしたが、現在は弥生にもクラウド型の青色申告、白色申告ソフトがラインナップされているので今ならクラウド型を選択しますね。
●税務署へ提出
書類ができればあとは税務署に堤出するだけ。
私はいつも期限ギリギリに堤出していたので、堤出するだけでも毎回行列に並んで大変でした。
ちなみに堤出と一緒に所得税も納付するようににしていましたね。所得税は現金で支払っていました。
会社員は税金関係が自動的に給料から天引きされますが、個人事業主は税金を自ら支払いにいくので「税金を払っている」という感覚がひじょーにあります。
この辺りの一連の行動をすると自分が個人事業主なんだと自覚します。
あとはくれぐれも税金支払い分は別勘定でお金の管理をするようにしてくださいね。
私は昔税金分を別管理していなくて、所得税の支払いが非常に困難になった経験がありますので・・・。
まぁそもそもの売上額が少なすぎたという理由も大きいですが。
確定申告の締め切りは基本毎年3月15日ですが、この期限に遅れてしまうと青色申告の資格が剥奪されてしまうこともあるそうなので期限だけはしっかり守りましょう。
初年度の確定申告作業は大変なのですが、おそらく個人事業主の人って日々の取引内容って毎年それほど変わらないと思います。
前年度と数字がちがうだけで取引内容は似通ったものになるんじゃないでしょうか。
ですので2年目、3年目と続けていく内に段々と経理の負担は少なくなっていこととは間違いないかと。
一度最後までやりきってしまえば、2年目以降は楽になりますのでこれから個人事業主になるという方はぜひ青色申告にチャレンジしてみてください。
(※2014年1月から白色申告も記帳と帳簿の保存が義務になりました。青色申告と違って複式簿記で記帳する義務はないみたいですが以前と比べたら白色申告の魅力は大分減ったかと。その分青色申告の魅力は相対的に上がりましたね)
管理人も使った弥生の青色会計は体験版を無料でダウンロード出来ますので参考までに♪
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