会計ソフト比較NAVIロゴ

(※ 当サイトには、プロモーション(広告)が含まれます)

完全無料で使い続けられる会計ソフト7製品を掲載しています。2024年度(2023年分)の確定申告にもおすすめ♪

 

無料プランを提供している会計ソフトは数多くありますが、無料とうたわれていても実際は、

  • 仕訳の登録数が月20件まで
  • 印刷機能が使えない、印刷時に余計なロゴ等が入る
  • すべての機能が無料で使えるのは最初の2ヶ月間だけ

などなど、無料プランだと機能や期間が一部制限されているサービスがほとんどなのが実情です。

ですが、『会計ソフトにはお金をかけたくない』『無料でずっと使い続けたい』というニーズも少なからずあることでしょう。

このページでは、完全無料で運用可能な会計ソフト7製品を紹介していますので、会計ソフト選びの参考にしてみてください。

確定申告期間中はサポート時間延長☆やよいの白色申告オンライン

特徴:やよいの白色申告オンラインは、個人事業主の白色申告での確定申告に特化したクラウド会計ソフト。以前は有料だったのですが、現在は完全無料で利用可能となっています☆

無料ですが機能面は充実。弥生自慢のスマート取引取込による自動仕訳機能、複式簿記の知識いらずのかんたん取引入力、スマートフォン向けアプリも用意されています。

国税庁のe-Taxソフトを使わずに、やよいの白色申告オンラインから直接e-Tax送信が可能な機能も搭載。これまではWindowsのみの対応でしたが、Mac OSにも対応しました。

法令改正への対応も素早く、2023年10月からスタートしたインボイス制度に対応済み(消費税2割特例にも対応)、2024年1月からスタートした改正電子帳簿保存法にも対応しています。

2023年度分(令和5年度分)の確定申告所作成にも対応済み。確定申告期間中はサポート時間が延長され、平日夜間・日曜祝日もサポート対応中です。

【収入か支出かを選んで、科目を候補から選択、金額を入力するだけのかんたん取引入力の画面】

【クレジットカードの明細データを自動取得した画面】

やよいの白色申告オンラインを完全無料で使えるのは、サポートなしのセルフプラン(※丁寧なWEBマニュアルは用意されています)と、電話/メール/チャットサポートが付いたベーシックプラン(通常12,650円(税込)/年)。

経理面の業務相談も可能なトータルプランは通常23,100円(税込)/年ですが、今なら初年度は半額で利用可能なキャンペーン中です☆

無料で使えて、初心者の人に優しい機能が詰まった『やよいの白色申告オンライン』。2024年度にはじめて確定申告をする人にもイチオシです。

>>やよいの白色申告オンラインの公式サイトへ

>>やよいの白色申告オンライン製品レビュー

フリーウェイ経理Lite


特徴:フリーウェイ経理Liteは、PCにインストールするタイプの会計ソフト。法人にも個人事業主にも対応しています。データの登録数や保存期間にも、制限は一切ありません。有料版(月額3,300円)との違いは、サポートの有無とクラウド上にデータを保存できるかどうか。

2種類の入力方式があり、複式簿記の知識が必要な『仕訳データ入力』方式の操作性は、やや独特で癖がある印象でした。キーボード操作のみで入力可能な点やよく使う仕訳と摘要を登録できる機能は便利ですね。

複式簿記の知識がなくても入力可能な『出納帳入力』方式は、やや効率は悪いかもしれませんが、家計簿感覚で入力可能です。各種操作マニュアルはかなり充実しています。

e-Tax用のファイルを出力できる機能(ベータ版)も、2023年3月にリリースされました。2023年10月にはインボイス制度にも対応済み。

【仕訳データ入力方式の画面】

【出納帳入力方式の画面】


同運営の法人税申告書作成、給与計算、販売管理ソフトも無料運用が可能。

>>フリーウェイ経理Liteの公式サイトへ

>>フリーウェイ経理Liteの製品レビュー

円簿会計


特徴:円簿会計は、インターネット環境があればどこでも利用可能なクラウド型の会計ソフト。広告収益モデルのため無料運用が可能です。管理画面に広告が掲載されていますが、それほど邪魔になる印象ではありません。

法人にも個人事業主にも対応。ブラウザ上で動くので、Macでも利用可能です。Yahoo!IDで利用可能なので、個人情報の登録が不要な点も◎

インターフェイスはシンプルで見やすいですが、最低限の複式簿記の知識は必要です。仕訳ごとにメモやファイルを添付できる機能やよく使う仕訳を登録する機能は便利。

弥生会計で使っていたデータを円簿会計に取り込み可能な、インポート機能も搭載されています。

【複合仕訳の入力画面】

【仕訳にメモやファイルを添付できる付箋機能の画面】

不安面としては、ネット上でも利用者の評判やレビュー情報等が少ないので、今後のサービス継続がやや不安な点でしょうか。

2024年1月からは『複数ID』『2社以上の利用』『広告カット』『見積書/請求書作成』などに対応した有料版の円簿PRO(年額9,500円~)が提供されています。

>>円簿会計の公式サイトへ

>>円簿会計の製品レビュー

Main財務管理(MBNサービス)

特徴:Main財務管理は、インストール型の会計ソフト。創業24年の基幹ソフトウェア開発経験が豊富な企業が運営元です。会計ソフトだけではなく、給与ソフト、販売管理ソフト、グループウェアの4サービスが完全無料で利用可能です。

保守サービスによる収益で運営していくスタイルなので、無料会員だとサポートはオンラインマニュアルのみ。電話やメール、リモートによる個別サポートを受けるには、月額3,850円の有料会員になる必要があります(初回だけ55,000円で導入支援&データ移行サポートサービスも追加)。

【振替伝票形式の入力画面】

インターフェイスはシンプルですが、複式簿記の知識は必要。完全な初心者が運用するには少し難しいかな、といった印象です。

>>Main財務管理の公式サイトへ

>>Main財務管理の詳細ページへ

JDL IBEX出納帳Major

特徴:老舗会計ソフトメーカーのJDLが提供している、インストール型の会計ソフト。『フルスペック無償版』と謳っているだけあって、無料ソフト特有の機能制限等はありません。

個人にも法人にも対応。取引入力方式は『出納帳入力』と『振替伝票入力』の2種類。一般的な紙の帳簿画像を表示させながらの入力が可能なので、初心者にも比較的優しいでしょう。

アシスト機能も充実しており、質問に答えるだけで適切な摘要入力が可能な『質問式摘要入力』は特許取得済み。レシートの画像取込み機能や金融機関データのCSV取込み機能も搭載されています。

【ホーム画面】

【預金出納帳入力の画面】

法人の決算報告書まで作成可能ですが、税務申告機能は付いていません。サポートもPDFマニュアルとQ&Aのみなので、それ以上のサポートを望む方は、JDLに対応した会計事務所に依頼する必要があるでしょう。

>>JDL IBEX出納帳Majorの公式サイトへ

>>JDL IBEX出納帳Majorの詳細ページへ

aoiro会計アプリ

特徴:個人事業主が青色申告をする際に必要な書類(仕訳帳・総勘定元帳・損益計算書・貸借対照表)を無料で作成できる会計アプリ。MicrosoftストアとMac App Storeにて配信されているので、WindowsでもMacでも利用可能です。(Mac用は現在有料版のみの配信)

無料版の機能のみで、問題なく青色申告に必要な書類を作成できる仕様となっています。有料版(買い切りで3,900円)では『独自の勘定科目の追加』『家事按分設定』『バックアップの復元』『総勘定元帳のPDF保存』機能が利用可能。

【仕訳帳の入力画面】

【各種帳簿のPDF表示画面】

複式簿記による入力形式ですが、ヘルプが非常に丁寧なので、経理初心者でも少し勉強すれば運用できるようになるでしょう。

>>aoiro会計アプリの公式サイトへ

>>aoiro会計アプリの詳細ページへ

ちまたの会計

特徴:ちまたの会計は、サークルや町内会等の小さなコミュニティ団体向けのクラウド会計ソフト。ちまたの会計も円簿会計と同じく広告収益モデルなので、無料運用が可能です。

クラウド型なので、インターネット環境があればどこでも利用可能。スマホやタブレットからの操作性も優れています。家計簿感覚で入力出来る仕様なので、簿記知識がない人でも運用可能な点も◎

【PCからの取引入力画面】

【スマートフォンからの取引入力画面】

各種帳簿をEXCELやPDFファイル形式にて出力可能ですし、月別収支グラフ等の分析機能も付いています。

>>ちまたの会計の公式サイトへ

>>ちまたの会計の製品レビュー

各無料ソフトの使い勝手等の印象について

やよいの白色申告オンライン・フリーウェイ経理Lite・円簿会計・Main財務管理、ツカエル青色申告フリー版は営利事業者向け、ちまたの会計は非営利コミュニティ向けの会計ソフトになります。

やよいの白色申告オンラインは、白色申告のみの対応にはなりますが、弥生のかんたん取引入力に対応しているので、複式簿記の知識は不要で運用可能です。

e-Tax機能も搭載されており、国税庁のe-Taxソフトを使わなくても弥生のソフト上で電子申告まで完結可能となっています。

2022年1月のアップデートで、Macからのe-Tax送信にも対応しました。

2023年10月からスタートしたインボイス制度にも対応しており、受領した適格請求書の仕訳入力が可能です。

白色申告で無料運用可能な会計ソフトを探しているのであれば、やよいの白色申告オンライン一択かと。

トータルプランであれば、確定申告期間中は平日夜間帯・日曜祝日もサポート対応してくれる点も嬉しいですね。

個人的に5年以上弥生シリーズを使い続けていましたが、インターフェイスの見やすさ、細かい操作性の良さ等、使い勝手は素晴らしいものがありました。

今年初めて個人事業主としての確定申告をするという人にもオススメですね。操作に不安があるけど有料プランはちょっと・・・という人には税込540円で購入できるやよいの白色申告公式ガイドブックを説明書代わりにして運用してみるのがオススメです。オールカラーで非常に見やすいので

フリーウェイ経理円簿会計Main財務管理は無料運用可能ですが、ある程度の複式簿記の知識は必要になってきます。

どのソフトも使ってみましたが、個人的には円簿会計の操作性は優れていると感じました。税理士との契約が前提であるならば、会計事務所とのネットワーク体制があるフリーウェイ経理よいでしょう。

Main財務管理は、初回だけ55,000円(税込)支払えば導入支援指導とデータ移行をしてくれる売り切り型のサポートが追加されたので、導入しやすくなりましたね。

JDL IBEX出納帳Majorは、老舗メーカーであるJDL社の会計ソフトだけあって、紙の帳簿画像を表示させながらの入力方式や質問に答えるだけで摘要を入力してくれる機能など、細やかなアシスト機能が優れている印象です。ですが、確定申告書の作成機能はないので、確定申告未経験者が利用するにはややハードルが高いでしょう。

aoiro会計アプリは、青色申告に必要な書類作成機能のみのシンプル仕様ですが、無料版のみで運用可能になっている点が魅力です。複式簿記での入力方式ではありますが、操作ヘルプが非常にわかりやすいので、借方貸方の概念を知らない経理初心者でも導入のハードルが低いでしょう。

個人が配信されている会計アプリなのですが、インターフェイスのデザインも凝っていますし、操作性にも優れているので完成度は非常に高いと感じました。

ちまたの会計に関しては、小さなコミュニティ向けのサービスとしては頭一つ抜けている印象です。無料でここまで作り込まれているサービスは貴重かと。サークルや町内会用であれば、ちまたの会計を選んでおけばまず問題ないでしょう。

無料ソフトだと法令改正等のアップデート面が心配になるかもしれませんが、上記で紹介した会計ソフトは、法令改正への対応もしっかりしている印象です。

新元号・消費税10%・軽減税率の対応もスピーディに行われましたし、直近に施行されたインボイス制度・改正電子帳簿保存法にもほとんどのソフトが対応済みです。

無料運用可能なAndroid/iOS用の会計アプリも

他にもAndroid用のスマホアプリになりますが、完全無料で運用可能な個人事業主用会計アプリがあります。

このアプリも広告が表示される代わりに、仕訳数などの制限は一切ありません。複式簿記の知識が多少必要ですが、65万円控除の青色申告に対応しています。

また、普段は正社員やパートで働いているけれど、副業でAirbnbやクラウドワークス、UberEats等のシェアリングエコノミーサービスをしている人向けの無料確定申告アプリ『CalQ Share(カルクシェア)』も便利。

こちらのアプリはAndroid / iOS両方に対応。確定申告書(PDF)の作成も可能です。複式簿記には対応していないので、青色申告と消費税の確定申告には非対応です。

会計ソフトを無料運用するのに簿記知識は必要か?

今回紹介したサービスのように、無料運用可能な会計ソフトは存在します

ある程度の簿記知識があれば、個人事業主の青色申告までは無料で完結可能でしょう。

ですが、法人になるとちょっと話は違ってきます。法人の場合は決算書の他に法人税申告書の作成が必要になってきますので。

フリーウェイにも法人税申告書作成ソフトはありますが、ちょっと素人には難しいのが現実かと。

法人で可能な限り低コストで法人税申告書まで作成するならば『弥生会計&楽々法人税』や『freeeやマネーフォワードクラウド&全力法人税』『法人税申告お助けくん』が個人での運用が想定されているのでオススメです。

あとは簿記や会計の知識が全くない人の場合は、会計ソフトの完全無料運用はちょっと難しいでしょう。(勉強していく気概があるなら話は別ですが)

簿記知識がない人は、サポート付きの有料会計ソフトを利用するのが現実的です。

当サイトでもオススメしているfreeeマネーフォワードクラウドやよいオンライン系の安いプランであれば、年間1万円程度のランニングコストで運用可能です。

取引量が少ない個人事業主であれば、確定申告月だけ課金するといったやり方もありかと。

会計ソフトのランニングコストが安くなってきたとはいえ、完全無料で運用したいというニーズも依然根強く存在すると思います。

新型コロナウイルスの影響により、業績が悪化してしまった事業者に対する『持続化給付金』や『家賃支援給付金』を受ける際にも売上帳簿等の書類の提出が必要になってきます。

これまで会計ソフトを使っていなかった人が、そういった書類を準備する際にも、無料運用可能な会計ソフトは役に立ってくれるでしょう。

ある程度の簿記知識があって、完全無料で運用可能な会計ソフトを探している人は、ぜひ今回紹介したサービスの利用を検討してみてください。

>>2024年にはじめて確定申告をする人にもおすすめ☆0円で使える『やよいの白色申告オンライン』