宗教法人特有の勘定科目や収益事業との区分経理に対応の会計ソフト
このページでは寺院等の小中規模宗教法人向けのおすすめ会計ソフトを紹介しています。
宗教法人の場合、勘定科目が特殊であったり、駐車場経営等の収益事業があった場合は区分経理(部門別管理)が必要だったりで、一般法人向けの会計ソフトでは対応が難しいのが実情です。
専門の会計事務所に経理を丸投げする手もありますが、当然それなりの費用が発生してしまいます。
出来ることならコスト削減のため、自社で会計ソフトを使って経理をしていきたいというニーズも強いと思いますので、ぜひ専用の会計ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
以下、管理人が独自にPICK UPした宗教法人向けの会計ソフトになります。
宗教法人会計システム

宗教法人会計システムの特徴
- 文化庁指定様式の標準科目設定を採用
- 収益事業の区分会計に対応
- 小規模宗教法人向け
- 機能のカスタマイズも可能
- MicrosoftのACCESSベース(持っていなくても無料のランタイム版で利用可能)
宗教法人会計システムの利用料金は?
- 98,000円(税込)~
宗教法人会計システムのサポートについて
- 有償サポート:10,000円/年~
- 無償サポート:2ヶ月間の導入指導
- ソフトの開発担当者が直接サポート
- リモート(遠隔操作)サポートにも対応
運営:(有)エムエスソフトセンター
宗教法人らくらく会計

宗教法人らくらく会計の特徴
- リーズナブルな価格設定
- 宗教法人会計の指針に基づいたソフト
- 宗教法人特有の勘定科目に対応
- 部門別管理に対応
宗教法人らくらく会計の利用料金は?
- 22,000円(税込)/年
- 無料試用版あり
宗教法人らくらく会計のサポートについて
- オンラインマニュアル、動画による操作マニュアル
- 電話、メールによるサポート
運営:(有)シンシステムデザイン
宗教法人会計 財務大将

宗教法人会計 財務大将の特徴
- 宗教法人法第25条で規定された各種書類を作成可能
- 宗教法人特有の勘定科目、資金管理に対応
- 部門別管理機能
- 補正予算への対応が可能(最大年14回)
- 4連型と9連型の内訳書出力に対応
宗教法人会計 財務大将の利用料金は?
- 要問合せ
宗教法人会計 財務大将のサポートについて
- 導入サポート、運用サポート(電話/オンライン/その他)
運営:(株)ミロク情報サービス
天空21

天空21の特徴
- 寺院向けの総合管理ソフト
- 会計機能だけではなく、計8種類の業務管理に対応
- 部門別管理機能
- 補助科目の設定も可能
- 全国700箇所以上の寺院にて稼働
天空21の利用料金は?
- 財務管理業務:48,000円(税込)
- 基本業務:36,000円(税込)
- ※基本業務ソフトの導入は必須
天空21のサポートについて
- リモートサポート料金:19,800円(税込)/年
- 電話による相談は永年無料
- 導入後3ヶ月間は無料オンラインサポート
- 他社製品からの移行サポート
運営:(株)システムクリエイト
宗教法人向けの会計ソフトを提供している事業者は多くなく、選択肢は限られているのが実情でしょう。会計大手のPCAも撤退してしまったようですし。
その中でも小規模宗教法人向けの会計ソフトとして、エムエスソフトセンターの宗教法人会計システムの内容が充実している印象です。
HPはレトロ調ですがニーズに応じた豊富なラインナップがありますし、運営歴も28年と老舗のソフトウェア会社です。
開発担当者の直接サポートや無償での導入指導サポート、リモート(遠隔)でのサポートにも対応等、サポート体制も充実しています。
MicrosoftのデータベースソフトであるACCESS上で動くソフトウェアですが、ACCESSを持っていなくても無料のランタイム版をPCにインストールすれば利用可能とのこと。
初期費用を抑えたい方は利用料金がシンシステムデザインの宗教法人らくらく会計が年額22,000円(税込)とリーズナブルな価格設定です。
使用制限はありますが、無料の試用版が提供されているので自社の環境に適しているかどうか判断してからの導入が可能です。
会計ソフト大手ではミロク情報サービスが宗教法人会計(財務大将)を提供しています。
天空21は寺院向けの業務管理ソフト。会計ソフトの機能だけではなく、基本業務を含む8つのソフトが利用可能です。
会計ソフトの機能を使うには基本業務ソフトの導入が必須となります。
一般法人向けの会計ソフトをカスタマイズして使う方法もあるかもしれませんが、宗教法人特有の機能が搭載された会計ソフトを使うことのメリットは大きいと思いますので、気になるソフトがあれば資料請求、導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。