シンプル機能に絞ることで低ランニングコストを実現☆小さな会社向けの会計ソフト『ニコラ会計』
合同会社ニコラソフトが提供している小さな会社向けのインストール型会計ソフト『ニコラ会計』。
必要最低限のシンプル機能が特徴であり、2年間で3,000円(税込)というランニングコストの低さが魅力です。
よく使う仕訳を効率的に入力できる機能など、仕訳入力関連の機能が充実しています。
印刷時に制限はありますが、無料版でも会計ソフトとしての機能はすべて利用可能。
同運営の『法人税申告お助けくん』『ニコラ確定申告』『ニコラ年末調整』の製品ラインナップがあります。
ニコラ会計の特徴
- 3種類の仕訳入力パターン
- CSVファイルのインポート/エクスポート機能(弥生会計/わくわく財務会計/freee)
- e-Tax用のCSVファイルを出力可能
- 新元号『令和』に対応済み
- 同運営の『法人税申告お助けくん』との連携が可能
利用料金は?
- ライセンスキー:3,000円(税込)/2年間
- 無料体験版あり(無料版は印刷時に制限あり)
サポートについて
- メール、問い合わせフォームによるサポート完備
- 操作マニュアル完備(PDF)
今回実際にニコラ会計(ver1.0.43.0)をダウンロードしてソフトを触ってみました。
総勘定元帳のデータを新規作成し、ソフトを立ち上げると↓の画面になります。
仕訳を登録する場合はまず日付を指定し、画面上の『仕訳追加』ボタンをクリックします。
複式簿記形式の入力です。
入力したい項目部分をダブルクリックすると編集が可能。
勘定科目と金額、摘要を入力していきます。勘定科目は候補が一覧で表示されます。
借方を入力したら貸方を入力していきますが、『賃=借』のボタンをクリックすると借方と同じ金額が自動表示されるのは地味に便利。
入力が完了したら画面下の『追加』ボタンをクリックすると仕訳が登録されます。
マニュアルによるとよく使う仕訳リストと仕訳履歴を呼び出す機能が画面右側に表示されるとのことですが、私が利用した際は登録した仕訳数が少ないせいなのかメニューが表示されませんでした。
画面下の『書類表示』ボタンをクリックすると仕訳帳をはじめとする各種書類を確認できます。
必要最低限の機能に絞っているので、経営分析機能などはありませんね。
画面右下の『HELP』をクリックすると操作マニュアルが呼び出されます。
仕訳入力方法を解説した公式のYouTube動画も投稿されているので参考になるかと。
ニコラ会計を使ってみた感想ですが、管理画面の文字サイズが大きく、メニュー数も最小限なので操作面で迷うことはほぼありませんでした。
仕訳を登録したり修正したりする際にいちいち追加や修正ボタンをクリックしなければいけない点は少し面倒かと。
ニコラ会計の利用料金は2年間で3,000円(税込)と非常にリーズナブル。
2年間有効のライセンスキーをPayPalかSTORES.jpにて購入する形になります。2年間の有効期限内であれば法政改正時などのバージョンアップは無料。
ニコラ会計は同運営の法人税申告書作成ソフトである『法人税申告お助けくん』とのデータ連携が可能。
法人税申告お助けくんも有効期限1年半で8,500円(税込)とこの手のソフトにしてはリーズナブルなので上手く併用できれば自力で低コストでの決算申告が可能かと。
ニコラ会計の無料版は印刷時に文字列が入るだけで機能的には有料版と同じなので、利用を検討してみようと思った方は、まずは無料版をダウンロードしてみてソフトの使い勝手を確かめてみるのが良いでしょう。