法人の決算書、税務申告書作成が一人で出来ちゃう優れモノのソフト『税理士いらず』
有限会社アイソフトが提供している税務会計ソフト『税理士いらず』。
税理士いらずという名前だけあって、この製品は会計ソフト機能と税務申告ソフト機能が一緒になった製品となっています。
はっきり言ってかなり画期的なソフトと言ってよいで しょう。
法人の決算には決算書に加えて法人税申告書や法人事業概況説明書などの税務関連の書類が必要になってきます。
この税務申告関連の書類の作成は正直素人ではなかなか難しいのが実情です。
ですので会計事務所に外注するという運用法を選択している企業が多い訳ですが、
『税理士いらず』ならばこれ一つで決算書から税務申告書類まで作成可能です。
一般的な会計ソフト機能も搭載しているので、日々の記帳から税務署への申告書を提出するまでの一連の流れが自社で完結可能となります。
税理士事務所と契約するとなると毎月の顧問料と決算時の手数料がかかりますので、税理士いらずを導入すれば相当な経理コスト削減になるでしょう。
税理士いらずの価格ですが、これも破格の16,500円(税込)。
上記の価格は新規の購入価格で2年目からはバージョンアップ手数料が5,500円(税込)かかります。
30日間の無料体験版もありますので、実際に使い勝手を確認した上での導入が可能です。
(※体験版にはサンプルデータが登録済みなので利用イメージが湧きやすいかと。インポート可能なデータ数や印刷時に『サンプル』の記載が入るなどの一部制限があります)
非常に便利な機能と低コストを実現している税理士いらずですが、残念ながら全ての企業に導入可能というわけではありません。
基本的には小規模法人向けのソフトとなります。その規準ですが、
●資本金1億円以下&事業所は一つ
●税額控除不要&消費税は税込み処理
●複雑な申告調整なし
●1日当たりの仕分けは500件以下
●事業区分が1種類&利益の配当なし
が目安の条件として挙げられています。
詳しくは税理士いらずの公式ページの記載と導入ご相談事例集のページを確認してみるのが良いでしょう。上記のような条件があるとしても、クリア出来る法人は結構多いと思います。
特殊な商売をやっていない限りそこまで複雑な会計処理は必要ありませんからね。
また、確定申告書に記載されている関与税理士欄の署名と決算処理の指導及びアドバイスには対応していません。
税務調査等の際に不安点はありますが、自社で申告まで完結可能というメリットがあるので この点は仕方ないですね。
サポートに関してはソフトの使い方が詳細にまとめられているオンラインヘルプページが用意されています。問い合わせフォームからの質問も可能。
また、操作方法をソフトのキャプチャ画面と説明文を用い、紙芝居形式で説明してくれる『体験レッスン』ページは便利かと。
デモ動画も用意されているのですが、私の環境だと上手く再生が出来ませんでした。。
税理士いらずの導入に向いているケースは、新規で小規模の法人を立ち上げる事業者やこれまで税理士事務所に頼んでいたけどこれからは自社で申告までやりたい、という事業者でしょうね。
似たようなソフトとして弥生会計と連動している楽々法人税やfreeeやマネーフォワードクラウドと連動可能な全力法人税がありますが、新規で導入する場合は会計ソフト機能も付いている税理士いらずの方がスムーズかと思います。ランニングコストもこちらの方が安価ですし。
税理士コストを削減したいので税務署への書類の提出まで全部自社でやりたい!!という小規模法人にとっては税理士いらずはまさに打ってつけのソフトと言えるでしょう。