やよいの白色申告オンラインの取引入力機能とスマート取引取込機能についてレビューしてみました☆
このページでは弥生株式会社が提供しているクラウド型の会計ソフト『やよいの白色オンライン』の取引入力機能とスマート取引取込機能を管理人が実際に使ってみて、感じたことをレビューしていきます。
やよいの白色申告オンラインは完全無料での運用が可能
現在やよいの白色申告オンラインは全ての機能が完全無料で利用可能です☆
(※完全無料で利用可能なのはサポートの付かないフリープラン、サポート付きのプランは有料です)
2016年の12月26日に無償化されたのですが、弥生が無償化に踏み切った理由としては『よりメリットの大きい青色申告への入り口を提供するため』とのこと。
ですが、白色申告から青色申告への移行はなかなか進んでいないのが実情のようで。(弥生のHP参照)。
青色申告への移行が進まない理由に関しては人それぞれ事情があると思うのですが、これまでの経理のやり方・環境を変えるということは、周りが想像している以上に本人にとってはストレスになるということなのでしょうか。
控除額が増えて節税につながることは頭ではわかっていても、これまでの経理のやり方を変えるのは面倒くさいから変化が最小限で済む方を選ぶ、と。
制度が変わって大変になったとはいえ、白色申告が最もハードルが低い申告方法であることは事実です。経理面に不安があるならば独立初年度は白色申告という選択もありでしょう。
ですが、かんたん入力機能などの補助機能を駆使すれば青色申告のハードルは想像しているよりも低いと思いますので、これまで白色申告を選択してきた人も一度は青色申告にチャレンジしてみることをオススメします。
やよいの白色申告オンラインはやよいの青色申告オンラインに経理データを簡単に引き継ぐこともできますので。
さて、それではやよいの白色申告オンラインについてレビューしていきます。
やよいの白色申告オンラインのメニュー画面
基本的なインターフェイスやメニュー画面は同シリーズの青色申告版と同じです。
上記したように、やよいの白色申告オンラインには青色申告への入り口を提供する目的があるので、画面右下にやよいの青色申告オンラインへの誘導バナーが設置されています。
簿記知識いらずの『かんたん取引入力』
↓の画像がかんたん取引入力による新規登録画面です。
まずは『収入』か『支出』かのタブを選択し、勘定科目を選択、金額を入力していきます。
やよいの青色申告オンラインとの違いとしては『取引手段』の項目が存在しない点ですね。
白色申告は取引の金額さえわかれば、取引手段(現金や普通口座など)に関しては記載しなくても良いルールになっていますので。
勘定科目に関してはカーソルを合わせると候補が一覧で表示される仕様になっています。勘定科目の知識がない人でも安心。
収入と支出のタブを切り替えると勘定科目の候補も変わります。
『よく使う取引機能』は毎月同じ額で発生するような取引を登録しておけば、次回からはタブから選択するだけでその取引内容を一瞬で再現してくれる便利な機能。
この機能は経理作業の効率化に大いに貢献してくれますので、積極的に利用したいですね。
やよいの青色申告オンラインを使ってみた経験がある上での感想ですが、『取引手段』を入力する必要がないだけでも作業工程が大分短縮化されたように感じました。
やよいの白色申告オンラインのかんたん入力機能はこれ以上ないというほどのシンプル設計なので全くの初心者でもすぐに慣れるでしょう。
管理人の場合は最初触ってみた際に何故か収入と支出のタブが目に入らずにちょっと困惑しましたが・・・(苦笑)
金融機関データを自動取得・自動仕訳してくれる『スマート取引取込』
さて、次は金融機関データを自動取得&自動仕訳してくれるスマート取引取込機能につ いてレビューしていきます。
まずは銀行口座やクレジットカードとの連携登録をします。
今回登録するのはクレジットカードのオリコカード。
新規に連携する際にはオンラインサービスのIDとパスワードが必要になるので事前に準備しておきましょう。
無事登録が完了すると、明細の取得がスタート。
明細を取得し終わると上記の画面になり、自動更新のON/OFFや自動更新時間の設定をします。
連携済みのサービス一覧にオリコカードが登録されています。
スマート取引取込画面の『未確定の取引』に取得した明細データが一覧表示されます。
この時点では取引に対して推測で勘定科目が割り当てられているので、一つ一つ正しい勘定科目かどうかチェックしていく作業を行います。
やよいの青色申告オンラインの製品レビューでも書きましたが、以前に比べて明細データから勘定科目を割り当てる精度がだいぶ向上したと感じます。
2017年に明細データを取得した時は↓の画像のように、赤色で塗られている部分は推測でも勘定科目が割り当てられていなく、手動で設定する必要がありました。
2021年7月に明細データを取得した時は、すべての明細データに自動で勘定科目が割り当てられていたので、手動で設定する手間が省けています。
ですが、自動で割り当てられた勘定科目が正確でないケースはあるので、間違っていた場合は修正しましょう。
この修正作業は最初は面倒に感じるでしょうが、やよいの白色申告オンラインには学習機能が搭載されているので、次回からはここで修正した勘定科目が自動で割り当てられます。(学習させない設定も可能)
自分オリジナルの学習設定を蓄積していくことによって、作業がどんどん楽になるのは嬉しいですね。
取引の数が多いと一つ一つ登録するのは大変ですが『選択された取引の操作を行う』のタブを開くと一括での操作が可能です。
取引を確定した後、かんたん取引入力の画面から確認してみると取引一覧にしっかりと登録されています。
やよいの白色申告オンラインのヘルプページ・公式ガイドブック
やよいの白色申告オンラインのヘルプページはシンプルにまとまっており充実していますね。
メインメニューの『使い方ガイド・FAQ』の項目から飛べます。
何かわからない点があればヘルプページで大体のことは解決できるとは思いますが、個人的にはやよいの白色申告オンライン公式ガイドブックの利用をオススメします。
ヘルプページだけだと作業工程全体の流れが掴みづらいのですが、このガイドブックでは作業工程の流れが丁寧に解説されているので、ページを読み進めていくだけでスムーズに確定申告書作成まで辿り着けるでしょう。
全ページフルカラーでキャプチャ画像が豊富に使われている点も良いですね。令和5年3月15日締切分の最新版も発売されており、価格は税込638円。
サポート付きのベーシックプランが初年度無料、業務相談付きのトータルプランは初年度半額で利用可能なキャンペーン中!!
やよいの白色申告オンラインのフリープランは全ての機能が永年無料で使えますが、ヘルプページ以外のサポートは用意されていません。
個人事業主になって初めての確定申告で色々と不安な人は、電話/メール/チャットサポートが付いているベーシックプラン、仕訳の質問や業務相談まで対応可能なトータルプランの利用も検討してみてはいかがでしょう。
通常ベーシックプランは年額12,650円(税込)ですが、今なら初年度は無料。トータルプランは年額23,100円(税込)ですが、今なら初年度は半額で利用可能なキャンペーンが開催中☆
こちらのキャンペーンは2025年3月15日申し込み分までが対象です。