弥生の法人用のクラウド会計ソフト『弥生会計オンライン』についてレビューしてみました☆
このページでは弥生株式会社が提供している法人向けのクラウド会計ソフト『弥生会計オンライン』を管理人が実際に使ってみて、感じたことをレビューしていきます。
弥生会計オンラインは法人向けのクラウド版ラインナップ
これまで法人向けの製品ではインストール型の弥生会計がラインナップされていましたが、クラウド型の弥生会計オンラインも現在はラインナップされています。
機能面はインストール型の弥生会計スタンダードとほぼ同程度。
リリース当初はインストール型からのデータ移行が出来なかったのですが、現在はインストール型からのデータ移行にも対応しています。
CSVデータのインポート機能があるのでfreeeやマネーフォワードクラウド等の他社ソフトからのデータ移行も可能。
弥生会計オンラインのホーム画面
↓の画像が弥生会計オンラインの初期ホーム画面になります。
会計事務所とのデータ連携機能や会計事務所の検索メニューがある点が個人向けの製品とは違うところでしょうか。
弥生PAPの検索リサーチページでは弥生製品に対応した会計事務所を探すことが可能です。
弥生会計オンラインの取引入力方法
弥生会計オンラインにはかんたん取引入力と振替伝票形式との2つの取引入力方法があります。
個人事業主用のやよいの青色申告オンラインと同じ仕様ですね。
まずはかんたん取引入力による取引登録。
この入力方法は簿記の知識がなくても簡単に仕訳登録ができる初心者に優しい機能です。
日付と金額、勘定科目等、6つの項目を入力するだけでOK。
勘定科目の知識がなくても、候補が一覧表示されます。
家賃など毎月必ず発生する取引は『よく使う取引』に登録しておくと非常に便利です。
『同じ取引を続けて登録』にチェックを入れておけば、次の入力時にも前の取引データがコピーされた状態になります。
同じ勘定科目の取引をまとめて入力する時などに便利でしょう。
次に振替伝票形式(複式簿記)による取引登録。
伝票入力スタイルなので簿記の知識がある人や他社ソフトから乗り換えた人にとってはこちらの入力方式が使いやすいかもしれません。
仕訳パターンが辞書登録されているので、どの勘定科目を選んでよいかわからない場合は非常に便利。
金融機関データを自動取得・自動仕訳してくれる『スマート取引取込』
弥生会計オンラインにも弥生自慢のスマート取引取込機能が搭載されています。
スマート取引取込機能は銀行口座やクレジットカード等の明細を自動取得し、自動で仕訳をしてくれるという非常に便利な機能。
今回はクレジットカードのオリコと連携させてみましょう。
連携させるにはクレジットカード側のオンラインサービスのIDとパスワードが必要になるので準備しておきます。
オリコの場合はeオリコのIDとパスワード。
連携作業が完了したら、明細所得を行います。
管理人の環境では明細をすべて取得するまでに約2分ほどでした。
明細取得後、左メニューから『未確定の取引』を選択すると取得した取引データが出てきます。
勘定科目や金額が自動で割り振られていますが、この時点では完璧ではありません。
少し面倒くさいですが、1つずつ取引をチェックしていきましょう。
勘定科目が割り当てられていなかったり、たまに見当違いな勘定科目が割り当てられていることもあるので。
以前に個人事業主用のやよいの青色申告ラインをレビューした際は勘定科目が割り当てられていない取引は赤マーカーで塗られているような表示だったのですが、2018年8月時点の仕様では『未確定勘定』の科目が割り当てられていますね。
また、以前はマイナーサービスのせいか、レンタルサーバーのロケットネットの勘定科目が自動で割り当てられていなかったのですが、今回は『通信費』の科目が見事に割り当てられています。
やよいの青色申告オンラインを利用した際の修正を学習したのか、そもそものサービスの精度UPなのか、理由は不明ですが。
取引のチェックが終わったら、取引の登録を未定から『する』に変更し、取引を確定させます。
チェックボックスを全選択してからまとめて変更指定すると楽ちんですね。
取引を確定させたら、取得した明細が仕訳帳に登録済みとなっています。
弥生会計オンラインの経営分析機能
弥生会オンラインは各種経営分析機能も充実しています。
グラフ形式の損益レポートは一覧性が高く見やすいですね。
弥生会計オンラインのサポート体制・WEBマニュアル
サポートに関しては、ベーシックプラン契約だと電話とメール、チャットによる充実したサポートが受けられます。
老舗業者である弥生のサポート体制は業界最大規模。対応にも定評がありますので、困ったらガンガン利用していきましょう。
製品の操作方法だけではなく、仕訳や経理業務の相談にも乗ってくれる点が弥生のサポートの魅力ですね。
セルフプラン契約の場合は最初の初期サポート以外はサポートなしですが、WEBマニュアルがあるので多少知識がある人であれば問題はないかと。
また、PDF版の専用マニュアルも用意されています。
全面フルカラーで見やすいですね。印刷して手元に置いておくと便利そうです。
導入マニュアルとスマート取引取込設定マニュアルの2種類が用意されています。
管理人はこれまでにも個人事業主向けの青色申告オンラインと白色申告オンラインを実際に使ってみてレビューをしてきました。
弥生会計オンラインを使ってみての感想
さて、 今回法人向けの弥生会計オンラインを触ってみましたが、やはりインターフェイスのシンプルさ&操作性の良さを改めて感じましたね。
管理人は弥生製品を長年使っていた経緯があるので馴染みがあるという部分はあるでしょうが、直感的な操作性は他製品と比べても優れていると思います。
インストール型もレスポンスの速さ等のメリットはありますが、クラウド型のアクセス面での利便性はそれを上回るメリットかと。
自分のPCを持ち歩かなくてもインターネット環境さえあれば利用可能ですし、スマホアプリを利用すれば出先で時間がある時にポチポチっと仕訳登録可能ですから。また、MacOSでも利用可能な点も大きなメリットでしょう。
参考:弥生会計オンラインのスマホアプリ(Android版)のレビュー
ですが、弥生会計オンラインにはインストール型の上位モデルにあるような管理会計機能等は搭載されていませんので、あくまでスタートアップ等の小規模法人向けですね。
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弥生会計オンラインの料金はセルフプランが30,580円(税込)/年、サポート完備のベーシックプランが41,360円(税込)/年といった設定。
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