無料で利用可能☆インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応した請求書作成サービス・エクセルテンプレート5選をご紹介。
2023年10月1日から、インボイス制度(適格請求書等保存方式)がスタートします。
多くの事業者が、2023年10月からはインボイス制度に対応した適格請求書を発行・保存する必要があります。
参考:国税庁HP
インボイス制度に対応した適格請求書に必要な記載項目ですが、
・発行事業者の氏名・名称
・取引年月日
・取引内容
・取引金額
・軽減税率の対象である旨
・交付を受ける事業者の氏名・名称
・税率ごとに区分して合計した対価の額及び適応税率
・登録番号
・税率ごとの消費税額及び適用税率
上記の項目となります。
現行の区分記載請求書に、
・登録番号
・税率ごとの消費税額及び適用税率
が追加される形です。
このページでは無料で利用可能な、インボイス制度に対応した請求書作成ツール・テンプレートを紹介していますので、インボイス導入後の請求書作成の際に参考にしてみてください。
●INVOY(インボイ)
INVOY(インボイ)の特徴
インボイス対応の請求書を、無料プランでも枚数無制限で作成可能。無料で使える機能が多い点が特徴です。
無料プランで、請求書の自動作成、入金消込、メール送信、取引先管理、見積書/発注書/納品書/領収書の作成、メンバー/権限管理機能が使えます。
有料プラン(月額980円 or 年額9,800円)だと、無料プランの機能に加えて、銀行口座自動連携機能と資金繰り表作成機能が使えます。
弥生会計、freee、Money Forwardとのデータ連携機能も搭載されています。(INVOYでダウンロードしたCSVデータを会計ソフト側へアップロード)
INVOY(インボイ)の運営会社
FINUX株式会社
●Misoca(ミソカ)
Misoca(ミソカ)の特徴
無料プランで作れるインボイス対応の請求書は月5枚までなのですが、今なら全有料プランで1年間無料キャンペーンを実施中です。
年額8,800円(税込)のプラン15、年額33,000円(税込)のプラン100、年額110,000円(税込)のプラン1,000がありますが、どのプランも1年間は無料で利用可能。
プラン1,000ならば、月1,000枚までの請求書が作成可能、取引登録数は無制限です。
請求書の自動作成/一括作成、自動メール送信、受注管理、見積書/納品書/領収書/検収書の作成、チームでのデータ共有、会計ソフトとのデータ連携、売上レポート機能が使えます。
手厚いサポートに定評のある弥生株式会社が提供しているサービスなので、サポート面(電話/メール/チャット)は安心。
マルチデバイスに対応しているので、スマートフォンやタブレット(iPad)からも操作可能です。
オプションで、口座振替による回収代行、売掛金の回収保証サービスもあり。
Misoca(ミソカ)の運営会社
弥生株式会社
●freee インボイス対応無料で使える請求書サービス
freee インボイス対応無料で使える請求書サービスの特徴
完全無料で利用可能な、インボイス対応の請求書作成サービス。
フォームに必要事項を入力していくだけで、かんたんにインボイス対応の請求書(PDF)が作成できます。ユーザー登録不要で利用可能。請求書作成機能のみのシンプルなサービスです。
freee インボイス対応無料で使える請求書サービスの運営会社
freee株式会社
●請求書エクセルテンプレート ビジネステンプレート
請求書エクセルテンプレート ビジネステンプレートの特徴
インボイス制度に対応した、請求書エクセルテンプレートをダウンロード可能。ユーザー登録不要で使えます。
タテ型/ヨコ型、繰り越し金額、値引き、品番、源泉徴収など、様々な表記に対応した30種類もの豊富なエクセルテンプレートが用意されています。
同社が提供している中小企業向けクラウド業務管理サービス『board』は、請求書や見積書作成だけでなく、営業管理、支払い管理、キャッシュフロー予測、受注発注管理など、様々な経営管理機能を搭載。
請求書エクセルテンプレート ビジネステンプレートの運営会社
ヴェルク株式会社
●請求書エクセルテンプレート一覧 マネーフォワード
請求書エクセルテンプレート一覧 マネーフォワードの特徴
マネーフォワードが提供している、無料の請求書エクセルテンプレート。
40種類以上もの豊富な請求書エクセルテンプレートが用意されています。インボイス対応の請求書エクセルテンプレートも20種類以上あり。
請求書エクセルテンプレートをダウンロードするには、メールアドレスを登録する必要があります。
高度な機能が必要な場合は、月額1,078円(税込)~で会計/請求書/給与/勤怠/社会保険ソフトの機能が使えるマネーフォワードクラウドも。
請求書エクセルテンプレート一覧 マネーフォワードの運営会社
株式会社マネーフォワード
インボイス制度では端数処理ルールが変更、7年間の保存義務も
インボイス制度では、消費税計算のための端数処理ルールが変更されます。
参考:国税庁HP
エクセルテンプレートを使って請求書を作成している場合、既存のテンプレートに『登録番号』と『税率ごとの消費税額及び適用税率』を追加すればいいじゃん、と思うかもしれません。
ですが、項目を追加するだけでは不十分で、端数処理のルール変更を反映した関数を再度設定する必要があります。
そうなると色々と手間がかかってしまうので、既存のテンプレートを修正して使うのではなく、インボイス制度に対応した新しいエクセルテンプレートを導入するのがおすすめです。
また、インボイス制度では適格請求書の写しを7年間保存する義務があります。
参考:国税庁HP
物理的なデータクラッシュのリスクを回避するためにも、請求書作成数が多い事業者は、invoyやMisoca等のクラウド型の請求書作成サービスの導入を検討してみてはいかがでしょう。
インボイス申請に必要な書類をかんたんに作成できる『freeeインボイス登録申請ナビ』
インボイス制度がスタートするのは2023年10月からですが、スタートと同時に登録事業者として適格請求書を発行するには、2023年3月31日までにインボイスの申請を済ませておく必要があります。
インボイス申請の書類作成時に便利なのが、freeeが提供している『インボイス登録申請ナビ』。
解説付きのフォームに従って入力していくだけで、かんたんにインボイス申請用の書類が作成できます。利用料金は無料。メールアドレスと名前を登録するだけで、利用できます
簡易課税制度選択届出書の作成も可能。自社がインボイス制度に対応する必要があるのかを診断してくれる『インボイス制度簡易診断ツール』も用意されています。