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弥生会計11から16へのデータ移行と消費税10%への対応等について

私管理人は弥生会計楽々法人税との組み合わせにて、法人の決算を申告まで自力で行っています。

そろそろ税理士さんにお願いしようかなぁとも考えているのですが、何期も上記の組み合わせで経理及び決算をしてきたので、なかなか環境を変える気になれないんですよね・・・。

楽々法人税は年に1回の更新が必須なので毎年アップデートをしているのですが、弥生会計は11のままアップデートしてきませんでした。

税金周りは毎年法令改正がありますが、それは楽々法人税の方で対応してくるので、弥生会計では日々の仕訳を入力して決算書を作成出来れば良いんですよね。ですのでこれまで弥生会計のアップデートはしてこなかったと。あんしん保守サポートにも入っていなかったですし。

ですが、今回弥生会計11から16へとついにアップデートを行いましたので、その経緯をちょっとシェアしておこうかと思います。

●弥生会計11から16へと移行

移行した理由はいくつかあるのですが、最も大きな理由はOSへの対応です。

現在利用しているPCはWindows8.1なのですが、弥生会計11スタンダードはWindows8.1に対応していません。ですので昔のPCを引っ張りだして、ソフトを利用していたのですが、流石に色々と不安になってきまして移行の流れに。

また、弥生会計は昔のバージョンから最新バージョンへデータをコンバートする際にちょっと制限があるんですよね。弥生会計11から16へのコンバートは問題ないのですが、これが08だとコンバートが出来なくなってしまいます。

要するに7期前のバージョンまでしかデータを移行できないということ。中間のバージョンを経由して移行するのは可能ですが、それはちょっと現実的ではないですし。

こういった理由もあり、16への移行という形になりました。あとは消費税10%関連ですね。

●データコンバートは簡単?

16に移行する際に不安だったのは「スムーズにデータ移行が出来るのか?」という点。

11のデータを別のPCに移行するのはやった事があったのですが、別バージョン間の移行は初めてでした。

データコンバートの方法は弥生のサポート情報ページで解説されています。

参考:『弥生会計 20』へデータをコンバート(変換)する方法(スタンダード/プロフェッショナル)

これによるとデータを選択してクリックするだけの簡単仕様ですが、実際にデータ移行が成功するまではかなり不安がありました。ですが実際にやってみるとエラーも起こらずに、スムーズにデータ移行が完了。

やや戸惑った点としてはデータ種別を選ぶ工程。事業所データとバックアップデータとを選択出来るのですが、私はこの2つの違いがよくわかりませんでした。

とりあえず弥生会計11のバックアップデータを改めて取得し、データ種別からバックアップデータを選択してコンバートを行うことで問題なく移行が行えましたが。

●弥生会計16を使ってみての感想

11から16に移ってまず思ったことが「全然変わらないじゃん!!」ということ。

管理画面のインターフェイスは多少の変化がありましたが、仕訳日記帳のインターフェイス等はほぼ同じ、という印象でした。もちろん変わらないということは完成度が高いというか、経理みたいに頻繁にソフトに触れる作業の場合はインターフェイスが極力変わらない方がユーザーとしてはありがたいんじゃないかと思います。

でも表面上は変わらないだけに、毎年のバージョンアップが億劫になってしまうという面もあるんじゃないでしょうか。

●消費税10%対応とあんしんサポートについて

移行した理由の一つに消費税10%への対応があります。

消費税10%は延期の連続で、先日2019年10月への延期が正式決定したようですが、これに弥生会計16が対応してくれるのか?もちろんあんしん保守サポートに加入すれば大丈夫でしょうが、加入しない場合のケースが微妙なんですよね。

弥生会計15だとあんしん保守サポートに加入しないと新消費税への対応は難しいみたいですが、16の場合の情報がちょっと見つけられませんでした。

この点はいずれ弥生さんに確認する予定ですので、情報が得られたらシェアしますね。